皆さんこんにちは(*^▽^*)
放課後等デイサービス・ドリームキッズのリハビリ室です🌈
以前の記事で
発達障害は脳の機能に偏りがあったり
感覚にアンバランスさが生じていると考えられている…。と紹介しました🤔
今回はその「感覚の偏り」を整えることを目的に考案された
『感覚統合療法』について紹介していきます✨
自宅でも簡単にできる遊びも紹介するのでぜひ家族や友達と遊んでみてください👍
「感覚統合」ってなに?
「感覚」を「統合」するって聴きなれないですよね
感覚には、
視覚(見ること)
聴覚(聴くこと)
触覚(触ること)
味覚(味わうこと)
嗅覚(においを感じること)
という五感のほかに
痛覚
温度覚
振動感覚
など様ざまなものがあります。
そして、私たちはこれらの「刺激」と「脳の働き」を統合させて行動を決めています。
このことを 『感覚統合』と 呼んでいるわけです。
発達障害の特性をもつ子どもは
この「刺激」と「脳の働き」を統合させて
感情を表に出したり行動したりすることに対して難しさを感じている場合があります。
中でも特に
触覚・平衡感覚・固有覚(位置覚とか運動覚とか)のバランスが崩れると
姿勢や動作、体の動きのバランスも崩れやすくなります。
防衛反応を抑える
私たちの体には 危険に遭遇した時に本能的・反射的に身を守ろうとする
『原始系』と呼ばれるものが備わっています。
生まれたばかりの時はこの感覚が優位なんですが
成長するとともに情報から状況を判断する『識別系』というものと入れ替わるように
原始系は身をひそめ『識別系』が優位に働くようになります。
例えば「沸騰したお湯が熱い」ことは知ってますよね🤔
絶対に素手では触りません。
でもそのことを知らない子どもが触ってしまったり
大人でもそれに気づかずうっかり触ってしまったりした場合
反射的に原始系の神経が働いて手を引っ込めます(・_・;)
こんな感じに普段は識別系が原始系の感覚を抑えながらバランスを保っています。
発達障害の特性を持つ子どもは「原始系」の感覚が暴走しやすく
過剰に自分を守ろうとしやすいのではないかという説があります🤔
そこで「識別系」の感覚を活性化する遊びを通じてこのバランスを整えていくのが
「感覚統合療法」です。
感覚統合遊び3選☆
さて、それでは感覚を統合させる遊びを3つ紹介していきます
家の中でできたり普段の生活の中でできたりするのでぜひ試してみてください
①ブランコ遊び
ブランコはかなり優秀な遊具です。
はじめのうちは背中を押してもらって揺らしていくと思いますが
自分一人で漕ぐためには
揺れとタイミングを合わせたり、全身をうまく連動させて使ったりしないといけません。
でもそれらが少しでもかみ合っていれば簡単に漕ぐことができるので
小さな子から大人まで楽しめる遊具です✨
他にもターザンロープやタイヤブランコなど揺れてるものにつかまっている遊具や
ハンモックといった乗っているだけで揺れる遊具は
感覚を統合していく遊びになるのでオススメです👍
②箱の中身はなんだろなゲーム
中の見えない箱や袋の中に入っているものを手だけで当てるゲームです(*^▽^*)
手の感覚を頼りに記憶の中の感覚を引き出して判断するので
中々当てるのは難しいかもしれません🤔
なので実際にゲームを行う前に
中に入れる物の選択肢を用意しておいて(見せておいて)から
どれが箱の中に入っているのかを当ててもらうようにすれば
難易度が下がったり、怖いと思わなくなったりするのでより楽しめると思います👍
テレビ番組で見るように箱の中身を他の人には見えるようにしておいて
家族や友達同士でやると盛り上がりますよ(*^▽^*)
③背中の文字を当てる
すごく簡単に なにも準備がいらないゲームです。
背中に文字を指で書いてそれを当てるゲームです✨
ひらがなやカタカナ、漢字だけでなくアルファベットなんかもいいですね📝
その子の知識や年齢に合わせて背中に書くものを変えることが
その子の成長につながります(*^▽^*)
何人かでやる場合は背中文字で伝言ゲームをしても盛り上がって面白いですよ👍
やってみるとわかりますが、背中は感覚が敏感ではないので
文字を書くときは大きく書くことがポイントです😌
さいごに
いかがだったでしょうか❓
意外と簡単にできる遊びでしょう(*^▽^*)
「感覚統合」みたいに難しい言葉を聞くと
「実際やることも難しいんでしょ」って言われてしまうことが多々あります。
でも簡単にできる遊びの中でも感覚を養ったり統合を促したりすることが可能です✨
ぜひおうちや学校で遊んでみてください(^^♪
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
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